中国講演用資料 その3 | 一目均衡表日記

中国講演用資料 その3

20061123図5

図5 AからLまで安値から記号を入れる。

今一度ドル円日足均衡表グラフを御覧下さい。今度は上昇、下降日数の日数を入れて波動の変遷がわかるようになっておりますが、AからDまで19上げ20下げ20上げの三波動形成を成した押しの限界がEの先行スパンの位置となっており結果的にAD57日間の上昇に対し、EL56日間の上昇で三波動を形成する相場となっている事理解されると思います。またE以降の上昇も、それぞれ均衡表を押し目としながらEG25日に対し、GJ24日のような三波動をとりながら上昇しています。

このように均衡表各線と実線の交わり、反発は相場にとって非常に重要な関わりを持ってきますが、このようなポイントが売買ポイントとなるのは、均衡表各線の交差を売買のポイントとする事と、本質的には同じ意味があります。
結論から申し上げればこれらは基本数値による離れの瞬間を示唆するものでありまして、誤解を恐れずに言えば、均衡表では基本数値での離れを売買のポイントとするのです。


17(9×2-1)
26
33(17×2-1)
42(17+26-1)
51(26×2-1)
65(33×2-1)
67(17+26+26-1)
76(26×3-2)
83(42×2-1)
97(33×3-2)
101(51×2-1)       基本数値

基本数値は9と26を一種の絶対数として組み合わせた数ですが、これらの組み合わせは、同時に対等数の関係にもなっている事から、一つには安値あるいは高値を起点として波動変遷を探るという活用目的があります。
例えば安値から高値まで26日の上昇であったならば、その後重要な節目として51日目76日目はあらかじめ見当をつけておくことが出来ますが、同時に基本数値で高値あるいは安値をつけた直後に均衡表を悪化させるような場合、相場の転換を強く示唆する場合が多いので、皆さん実際に数えてみて下さい。

続く