平均株価のこと | 一目均衡表日記

平均株価のこと

今週は2004年5月安値から42週目になります。42は基本数値として極めて重要な数字ですが、2003年8月安値から2004年4月高値までの上げ42週に対する対等数でもあります。この場合の対等数値は、「42週上げた相場以後の中間波動の終了」という意味合いがありまして、高値で決まれば下げ方向を、安値で決まれば上げ方向を示唆する事となります。また今週は昨年10月安値から19週目となり、昨年7月高値から10月安値までの19週に対する対等関係である事、昨年12月10日の安値を起点とした場合の三波動Nの完成地点でもありますので、やはり今週の変動は重要であります。

さて前回のコラムでは「本格的上げ相場を想定するのは7月高値を上抜いてから」と述べました。私自身は現時点で11988円を超える事は難しいと考えておりますが、簡単にこれまでの経緯をコメントしておきます。今回の上げ相場の出発点とすべき安値は、10月25日、12月1日、12月10日、12月16日の4つが考えられます。10月25日を起点とした場合は、26日目が12月1日安値、33日目が12月10日安値で一種の準備構成となり、1月11日高値が51日目、2月16日が76日目と基本数値で三波動Nを形成しています。また79日目が2月21日高値となっておりまして、10月25日が終値では8月安値を下回っている事を考えれば、10月25日の79日前は7月1日高値ですので、ちょうど上げ時間いっぱいを経過している事が判ります。ここで1月11日の値段、2月16日、21日の値段はそれぞれ重要でありまして、1月11日の11580円は、10月7日高値11410円に、9月28日安値と10月25日安値の値幅を足した、Y計算値11572円に見合うものであり、2月16日高値、21日高値は、1月24日でのNT計算値11694円(12月10日起点)すら届いておりません。これはいまだに去年後半のモミアイ相場の影響下にあることを示唆しています。
12月1日、12月10日を起点とした場合では時間が残されていますが、12月10日からの上げ19日に対して、1月24日から上げ20日はもたつきすぎでありまして、ここから上げるとしても11850円付近では充分な注意が必要だと考えます。
いずれにせよ下げ方に警戒すべき点は、去年から全く変わっておりません。

勉強会では何度も竹内先生からお話がありましたが、今年四月に向けてだんだんと形を整えつつありますので、皆さんご自身で良く研究ください。

2月27日記す。