原稿 | 一目均衡表日記

原稿


本当なら既に出版していなければならない本の原稿がまだ書きあがりません。3月5日に久しぶりに初級者向けの講義をするのでその準備に終われています。今書いている本は「一目均衡表講座」というタイトルになりそうなので、今まで書き溜めた事を講義でも使おうと思っていますが、参加者にどれだけ理解してもらえるか、組み立てては崩し、と言う作業を繰り返しています。
私の講義は常に波動論が中心となりますが、波動論を理解しなければ、時間関係、値幅、均衡表図表について丁寧に分析したところで何の役にも立たない、と考えるからです。波動論は今現在上げ相場なのか、下げ相場なのか、今後上げるのか下げるのかを、明確にするための論理ですが、その基礎は「押しだから上げる」「戻りだから下げる」という判断方法にあります。このような判断方法は昔の相場関係者であれば当たり前に理解しており、その問題点もわかっていたはずなので、原著でもごく簡単に触れられる程度です。だから「時間が一番大事」という原著のコメントは波動論を前提に受け取るべきですが、多くの相場関係者はこの言葉を誤解したままに均衡表を活用しています。
このような誤解を解くための本でありますが、波動論は説明するのが非常に難しく筆も進まない状況になっているのです。しばらくは休日無しでがんばります。
3月1日記