まだまだか
ここ数日、第二巻「完結編」と第四巻「わが最上の型譜」を引っ張り出して読んでいます。
この何年間か、色々と工夫してきたつもりであっても、原著により簡単に説明があること、いつものことですが感心しています。
読み飛ばしてきたわけではありませんが、認識が足りぬのでしょう。
私は原著を読むにあたり、次の事を心がけました。
先ず、一目山人の判断の道筋を一文ずつ書き出し、経験や直観に左右されぬ判断だけを抜き出して、単純な論理を探し出す。
上げも下げも三波動構成で捉えるべき、という事などは原著にも当然書いてあることですが、このことを具体的に整理するにはなかなか勇気がいりました。原著には時間が最も重要とありまして、波動論が最重要とは書いておりませんので。
何れにせよ、何か豆知識を増やす事で一目山人と同じ判断に至る事が出来るとは思えませんでしたので、自分が相場において最も必要な判断は何かをぶれさせぬようにだけを心がけて、色々無駄な事も試しているのであります。
ようやく最近になりまして、相場の事少し整理できるようになりました。
改めて原著を読みまして、山人との乖離がないと自覚しうる点は満足ですが、何か手の平で遊ばされているようで、これは悔しいものです。
まだまだいたらぬもののようやく出発点には立てているようです。