NYダウ月足変遷 | 一目均衡表日記

NYダウ月足変遷

 5月25日の勉強会でとりあげるNYダウでありますが、どの位置から説明をはじめるべきか考え中であります。

長期間に渡る変遷では2時間あっても時間は足りませんので、ブログ上で2回ほど概略説明を試みます。

上げている相場ですから、当然いついくらまで上げるべき変動かを考えるのでありますが、起点とすべき安値を何処に置くかで当然イメージは変わります。

大きくは02年10月までの下落を第二波動として三波動構成を考え、02年10月起点あるいは04年10月安値、06年6月安値などを起点として三波動構成を想定することになるでしょう。


実際のところ、何を重要視すべきかは00年1月高値に至る過程と、その後の変動のあり方も重要でありますが、ここでは99年5月11000ドル乗せを重要視して起きたいと思います。

この99年5月までの上昇数は90年10月安値から104ヶ月、以下101、90、80、62、54、46、35、26、20、98年8月安値から10ヶ月であります。

99年5月からの注目すべき月数は9ヶ月目00年1月高値、17ヶ月目26ヶ月目が同水準で下放れを見せ、35ヶ月目02年3月高値、42ヶ月目02年10月安値、47ヶ月目03年3月安値で、下げ止まりとなり、66ヶ月目04年4月安値を経て83ヶ月目は同水準86ヶ月目の06年6月からの上げで00年1月高値を上抜く上昇となっています。


はじめ26ヶ月の高値モミを経て下ばなれした相場が、本格的な下げ三波動の継続を見せずに、新たに大きなモミアイを見せている、というより認識可能である点先ずご理解ください。


04年4月、あるいは06年6月は基本数値に見合うものであるだけに相場水準として昨日する可能性が強いため、時間が充分残されているならば、NT計算値、N計算値の達成は動き始めたときに念頭に入れてもよかったといえるでしょう。

ただしこの計算値も00年1月から02年10月までを第二波動と置く計算値と比較した上で考えるべきですが、このように押さえておけば時間と値段についていくつか整理がつくでしょう。


現在のところ11000ポイントを相場水準と置けば、モミアイの範疇に含まれる値動きでありまして、今後も基本数値が重要であることがわかります。今月は97ヶ月目、3月の下落分のV計算値を今月つけるような場合警戒は必要でありましょう。

今後101ヶ月目更に104ヶ月目が大事と想定できますが、この変化月と三波動構成での時間関係を丁寧に調べる必要はあるでしょう。


二回目は来週ということで。