ラジオ日経「株式完全実況解説 株チャン↑」コメント | 一目均衡表日記

ラジオ日経「株式完全実況解説 株チャン↑」コメント

前回は619日変化日での均衡表逆転はいけないとし、先行スパン上限から反発力を見せられぬようならば下限までの下落を懸念すべきことを述べた。

23日陽線はザラ場で先行スパン上限を割り込んだものの何とか26日までこれに張り付きつつ推移し、27日窓を開けての下落、13453をつけている。

ここで26日まで小幅にモミアイを演じたことは、116日陰線が相場水準として機能していることを尚強調するものとなっているのだが、これによって619日から一本で先行スパン下限までの下落という最悪の状況は一応免れることとなっている。

現時点で下値を支える均衡表を考えれば日足先行スパン下限13041、週足基準線13179、月足先行スパン下限12583のみであり、先週の段階で一気に日足先行スパン下限に達することは仮に戻りがあっても今度は週足基準線に頭を抑えられる可能性があり、そのまま月足先行スパンまでの下落を促しかねないほどの状況であった。

627日はやはり変化日として重要で47日高値を中心とすれば57日の対等数値が働くポイントである。19日から117日目、428日から42日目ということもあり、先週の週足基準線13423は割り込んでいない。

従って27日安値1345313179で小さくとも戻りを見せられれば細かく三波動構成を成して日足先行スパン下限に達する可能性もあるわけで、下げ償却が適切に成されたポイントならば戻りに期待も繋がるものとなる。

上の値段で反発力を見せられず下落では、日足先行スパン下限で留まったとしてもなかなか下げ止まりとはなりにくい。

何れにせよ今週はどこで下げ止まるか、どれだけ反発力を見せられるかだけが問題であって上げ相場を考える居面はしばしないものとの認識は必要であろう。